2006年08月12日
キャンプ用品購入検討 テントマット編
引き続いて、キャンプ持ちものリストに基づきキャンプ用品の検討を進めてゆきます。
今日はテントマットです。
端的に言って、テントマットの良し悪しは、就寝時に快適かどうかという問題に還元出来る。
その為、この項では、単なるテントマットに留まらず、地面からシェラフにいたる各層全般を検討したい。
ただし、シェラフはここでは考えない。当然昼間はシェラフに入っている訳ではない。だから、シェラフに達する一つ手前までに勝負を付けてしまうべきなのだ。
人間が寝ていて気持ちいいと感じる環境条件は以下の通り
- 乾燥している事
- 適度な温度
- 適度な床の堅さ
- 寝床が平である
- 自分の体温で厚くならない
これをテントマットに求められるスペックとして言い直すと以下の通りとなる
- 水と地面の湿度を遮り、
- 地熱の影響を遮り、
- 適度なクッション性を有した
- 地面の凹凸を吸収してくれる
- 人体の体温を適度に拡散する
それぞれの条件を機能性の問題として分解してみる。
まず最初の条件は
1.耐水性
2.湿気の遮断性 もしくは
3.換気性
の問題に還元出来る。
二つ目の条件は
4.遮熱性 若しくは
3.換気性 若しくは
5.保温性
の問題だ。
三つ目の条件は
6.自体重を適度に分散する性能
と言い換える事が出来る。
四つ目の条件は
7.水平性の確保の問題
五つ目の条件は
8.吸温性 もしくは
9.放熱性の問題
そして最後の条件は
10.インナーテント底面の保護性の問題である。
と、ここまで書いて、ふと気が付いた。上記の機能をかなりな次元で実現しているシステムって、どっかになかったっけ?
そう、旧来の日本家屋の畳部屋がそれである。なんと、こんな所にキャンプの快適性の一つのモデルがあったとは!
日本家屋の畳部屋の場合、床を地面から持ちあげ、床下に空気を流す事で耐水性の問題と湿気の遮断、さらには地熱からの遮断も実現している。そして畳により適度なクッション性と吸温、放熱を実現している。また、畳そのものにも通気性があるから、床下と床上での環境差のバランサーとなっているのだ。
このシステム、なんとかキャンプでも実現出来ないものか?
Posted by motoさん at 03:32│Comments(0)
│テント
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